「こんな人になりたい」、「こんな生活をしたい」と思ったことはありませんか?
でも、思うのはその一瞬だけで、時間が経つと忘れてしまいます。自分が変わる“きっかけ”って、一瞬しかなくて、短く儚いものかもしれません。
アリとキリギリスの物語がもたらしたもの
私たちは小さい頃、親や先生から普通でいることが素晴らしいことと教えられてきます。
お金に目が眩んだ悪いおじいさんが失敗してしまう話を教訓に、不相応なことを望むことはいけないと教えられ、カメのように進み、アリのようにまじめにコツコツ生きることが正しい生き方と言われてきました。
でも、成功者の後を追って行動したおじいさんは次のチャンスをものにし、カメに負けて悔しい思いをしたウサギは次のレースで優勝し、ヴァイオリンに没頭したキリギリスは音楽家として多くの人を魅了したという物語の続きは語られません。
また、鶴の恩返しで、突然、楽をしてお金持ちになった若者は、やがて資金を使い果たし、生活を維持するために、罪のない多くの鶴の羽を奪ったことも。
もちろん上記は私の中の想像の中の話ですが、現実世界ではこちらの結論のが近いのかもしれません。
自分らしく生きるという言葉にあるもの
「自分らしく生きる」という言葉は響きが良く、多くの人はこの言葉に賛同します。
でも、結局、許容されるのは「ほんの少しだけ」自分の色をつける自分らしさで、働くことも忘れ、大好きなヴァイオリンに没頭するキリギリスのような自分らしさは、人にはなかなか受け入れられません。
「あなたのためを思って」という枕詞を皮切りに、あなたの深い決意が、浅い考えのもとに、批判されるかもしれません。
また、リスクを負い失敗した人を見るたびに、無難に過ごせば良かったのにね、なんてその挑戦の意義を無視した言葉が発せられることもあります。
自分らしく生きるとはリスクを追うことかもしれません。批判されるリスクを負う、だからこそ、自分らしさを得るチャンスがあるのです。
ネガティブなときこそ挑戦できる
人がリスクを負うきっかけはネガティブなものが多いと思っています。
同年代の起業家を見ても、多くの人は「好きなことで生きていく」と前向きな理由を掲げていますが、心の底にあるものは違うかもしれません。みんな、いろいろな理由があって起業しているのです。
キャリアや人生に悩み、最後にたどり着いた先が起業だったのかもしれません。現状についてネガティブな思いがあったからこそ、周囲の足かせを乗り越え、自分らしくなれたのかもしれません。
前に踏み出す勇気ときっかけをあげたい
周囲と同じ道を外れる時、外れてから這い上がるまでには大きな勇気と忍耐力がいります。
ウサギが優勝する前にはカメに負けるという悔しい経験があり、キリギリスは音楽家になるまで、アリ達に自分の生き方を否定され続けました。そんな想いを乗り越え、バネに自分らしさを実現してきたのです。
Very meのライフスタイルセクションでは、今にも溺れそうで、もがきながらも前に進もうとするあなたに自分らしさに挑戦する勇気と、その選択肢に関する記事を提案していきます。
お金のこと、仕事のこと、生き方に関する深いことから、お菓子、アロマ、話題のものなどの軽いことまで、あなたの個性や人の多様性を尊重し、偏見を持たずに記事や意見を書いていきます。
小さなきっかけが人生を変える、そのときまで
あなたが人生の最悪期にあったとしても、諦めないでください。自暴自棄にならないでください。
人生を変えるきっかけをくれるのは意外なことかもしれません。前向いて、もう少し、努力を続けてみてください。
小さなきっかけが形になり、オセロのように周りの色が変わるそのときまで、あなたの味方となり、記事を書いていこうと思います。